Urbanation Inc.のQ1-2026コンドミニアム市場調査によると、GTHAの新築コンド販売はコンド市場の低迷が5年目に入るなか35年ぶりの低水準に落ち込んだ。Q1-2026の販売は246戸で、Q1期の10年平均(4,046戸)を94%下回った。少なくとも30年で初めて、四半期中に新規プロジェクトの立ち上げがなかった。一方、完成済み物件の販売は前年比17%増の148戸と4年ぶりの高水準となった。
完成済み未販売の新築コンド在庫は過去最高の4,295戸に達し、前年の2倍超、2年前の約5倍となった。過去12カ月の販売ペースに基づくと、完成済み新築コンドの供給は92カ月分に相当する。加えて、8,629戸の未販売新築コンドが建設中で、今後数年内の完成が予定されている。
デベロッパーは在庫の希望価格をQ1に平均$1,189/psfへ引き下げ、前年比5%減、3年前のピークから13%減となった。過去3年以内に登録された同等物件の再販価格は平均$859/psfで、2022年Q1のピークから25%下落した。この結果、新築と再販の希望価格の差は過去最高の38%となった。ただし、1年間のHST全額還付の発表により、未販売新築コンドの価格は平均約$100,000下がると見込まれ、価格差は20%に縮小すると推定される。
近年の記録的な完成戸数が再販価格の下押し要因となっているが、緩和し始めている。Q1-2026の完成は7,201戸で前年同期比21%減。2026年通年では21,850戸の見込みで、2025年の29,616戸、2024年の29,924戸から減少する。完成戸数は2027年に14,659戸、2028年に13,039戸へと減少が続くと予測される。Q1の着工は1,254戸で6四半期ぶりの高水準だったが、主に大型プロジェクト1件によるもの。963戸がキャンセルされ全て賃貸専用住宅に転換された。2024年初以降、計11,424戸がキャンセルされ、うち4,064戸が賃貸専用に転換、差し引き7,360戸が除去された。Urbanation社のShaun Hildebrand社長は、販売改善や在庫削減、着工促進につながる新たな施策が発表されたことを前向きに評価しつつも、市場の信頼が依然脆弱で需要の基礎が減速するなか、回復は緩やかに始まる可能性が高いと述べた。
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