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[ALTUSGROUP] - Australian construction price outlook - Q2 2026

ソースaltusgroup セクション25 公開2026-08-27 取得2026-08-27 原文Australian construction price outlook - Q2 2026 →
着工戸数(3月期)
51,009戸
前年比+11.7%
完成戸数(3月期)
44,328戸
前年比+2.4%
必要水準は四半期60,000戸
銅価格上昇率
+7.21%
年初来+25.77%
1月に史上最高値US$14,500
t
年間CPI(6月期)
3.8%
3月期は4.6%
住宅は+6.8%
建築建設アウトプット価格(年率)
4.9%
住宅建設 四半期 2.0%
非住宅 1.0%
賃金(年率)
3.2%
四半期 0.8%
建設業 年間 3.3%
住宅承認件数(6月)
18,328戸
前月比 +7.2%
前年比 +8.9%
住宅竣工(3月四半期)
44,328戸
前年比 +2.4%
目標ペースを約26%下回る
01

要約

SHORT · 496字
2026年3月期の着工は51,009戸(前年比+11.7%)だが完成は44,328戸(同+2.4%)にとどまり、1.2百万戸目標の達成は2030年末にずれ込む見通し(Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest)。
建設コスト上昇は鈍化傾向だが依然高水準で、Altusは主要都市の2026・2027年予測を下方修正した(Key highlights, Figure 1)。
銅は四半期で+7.21%、年初来+25.77%と最大の上昇、ディーゼルも年初来+36.16%と急騰(Material price movements)。
年間インフレ率は6月期に3.8%へ低下したが、住宅建設出力価格は+5.9%と高止まり(Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest, Consumer Price Index)。
中国製鉄鋼へのアンチダンピング関税(最大82%)が鉄鋼コスト基盤に構造的圧力を加える(Material
STANDARD · 1999字

主要指標

オーストラリアの建設パイプラインは書類上は堅調だが、実際の進捗は伴っていない。2026年3月期の着工は51,009戸(前年比+11.7%)だったのに対し、完成は44,328戸(同+2.4%)にとどまった。5年で120万戸を達成するには四半期あたり60,000戸の完成が必要とされる。National Housing Supply and Affordability Councilは当初2029年6月としていた目標達成時期を、現在は2030年末まで到達しないと見込む。

前年比・トレンド変化

建設コスト上昇は鈍化しているが依然高水準にある。Altusは2026年・2027年の予測を主要都市で下方修正した。ただしコスト成長は2021年以前の水準を大きく上回る。消費者物価指数(CPI)の年間上昇率は6月期に4.6%から3.8%へ低下、トリム平均は3.6%だったが、建設出力価格は+4.9%、住宅建設価格は+5.9%と高止まりしている。住宅は年間インフレ最大の寄与項目で+6.8%だった。3回の利上げでキャッシュレートは4.35%となり、Cotalityの全国住宅価値指数は7月に0.7%下落した。

都市別の動き

ブリスベンはオリンピック関連工事や労働力不足、供給網の圧力により2027年まで全国で最も高い上昇率が続く見込み。2026年予測は9.00%(従来9.50%)。シドニー・メルボルンはパイプラインの弱さから緩やかで、2026年はそれぞれ6.00%・5.50%。パースも資源主導のピーク後に緩和し、2026年は7.00%。多くの都市で上昇ペースは鈍化するが、2027年まで2021年以前を上回る見通し。

素材価格の動き

銅が追跡素材中最大の上昇で四半期+7.21%、年初来+25.77%、1月に史上最高値US$14,500/tを記録した。データセンターや電化、送電網投資による需要が構造的要因。電気設備価格も+7.4%、電線・導管は+11.2%上昇した。ディーゼルは四半期+15.63%、年初来+36.16%と急騰。コンクリートは四半期+2.42%(年初来+5.58%)、構造用木材+2.85%(同+8.29%)、プラスターボード+6.15%(同+9.07%)。中国製鉄鋼への関税(熱延コイル最大82%)は鉄鋼コスト基盤に構造的圧力を加え、影響はQ3の入札から顕在化する見込み。

主要指標

建築建設のアウトプット価格は年間で4.9%上昇し、6月四半期にコスト圧力が強まった。四半期の伸びは住宅建設が2.0%と最も大きく、非住宅建設1.0%、その他住宅建物0.8%が続いた。燃料コストの上昇が寄与し、ビルダーが割増料金を転嫁したほか、労働力・コンクリート・銅をめぐる競争が引き続き強かった(Producer Price Indices – Output)。

賃金動向

賃金は6月四半期に全国で0.8%、年間で3.2%上昇した。建設業の賃金の伸びは経済全体とほぼ同水準で、四半期0.8%、年間3.3%だった。建設業は四半期の賃金上昇に寄与した産業として3番目に大きかった(Wage Price Index)。

建築承認・着工・竣工

6月には18,328戸が承認され、前月比7.2%増、前年比8.9%増と承認件数は増加を続けている。最新の建築活動データ(3月四半期)では51,009戸が着工され、前年比11.7%増、非住宅建築工事は前年比11.4%増となった。一方で竣工は追いついておらず、44,328戸の完成にとどまり前年比わずか2.4%増だった。オーストラリアの5年間で120万戸という目標には四半期平均6万戸の竣工が必要だが、3月四半期の竣工はそのペースを約26%下回った。2020年以前は竣工が承認・着工に遅れて追随していたが、それ以降は関係が弱まり、パイプラインに入る住戸と完成する住戸のギャップが拡大している(Building approvals)。

トレンド変化

パイプラインは書面上は堅調だが、事業採算性が実際の資材需要への転換を不透明にしている。住宅建設は全国の建設活動の約3分の1を占める。資金・建設コストの上昇、税制の変化、最終価値の低下が、承認から着工へ移る案件と建設内容を左右しており、社会・アフォーダブル・初回購入者向け住宅は特に採算が取りにくい。住宅は他の開発(3月末時点で90件のデータセンターが開発パイプライン、うち47件が100MW超)とも土地・電力・労働力を奪い合う。6月四半期には燃料割増料金の急速な導入と撤回が見られ、資材価格が建設サイクルより速く動きうることを示した。一方で中国製鉄鋼への新たな反ダンピング関税や高止まりする銅価格は、より可逆性の低い構造的なコスト増となっている(Summary)。

02

Key Findings | 根拠

各 Finding をクリックすると、その要約がどのセクション/表を根拠にしているかを右側で確認できます(双方向ハイライト・抜粋展開)。

51,009
2026年3月期の着工は51,009戸(前年比+11.7%)に対し完成は44,328戸(同+2.4%)にとどまり、120万戸達成に必要な四半期60,000戸を下回る。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
1.2 million
住宅供給目標120万戸の達成見通しは当初の2029年6月から2030年末へと後ずれした。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
51,009
3月四半期の着工は51,009戸で前年比11.7%増、非住宅建築工事は前年比11.4%増だった。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
44,328
3月四半期の竣工は44,328戸で前年比2.4%増にとどまり、120万戸目標に必要な四半期平均6万戸のペースを約26%下回った。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
3.8%
CPIの年間上昇率は6月期に3.8%へ低下したが、建設出力価格は+4.9%、住宅建設価格は+5.9%と高止まりした。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
4.9%
建築建設のアウトプット価格は年間4.9%上昇し、6月四半期は住宅建設が2.0%と最大の伸び、非住宅1.0%、その他住宅0.8%だった。
Australia may not have the housing pipeline its approvals suggest ▸ 根拠を表示
9.00%
ブリスベンは2026年に9.00%(従来予測9.50%)と全国最高の上昇率が続き、シドニーは6.00%、メルボルンは5.50%、パースは7.00%と予測が下方修正された。
Outlook on construction cost escalation · Table 1 ▸ 根拠を表示
7.21%
銅は四半期で+7.21%、年初来+25.77%と追跡素材中最大の上昇を記録し、1月に史上最高値US$14,500/tに達した。
Material price movements ▸ 根拠を表示
15.63%
ディーゼルは四半期で+15.63%、年初来+36.16%上昇し、8月に燃料税の一時軽減終了でリッター16セントの追加負担が生じる。
Material price movements ▸ 根拠を表示
82%
中国製鉄鋼へのアンチダンピング関税が導入・引き上げられ、熱延コイルの関税は最大82%に達する。
Material price movements ▸ 根拠を表示
2.1%
住宅建設の投入価格は6月期に前期比+2.1%、前年比+3.8%上昇し、電気設備は+7.4%、電線・導管は+11.2%上昇した。
Producer Price Indices – Input ▸ 根拠を表示
0.8%
賃金は6月四半期に全国0.8%、年間3.2%上昇し、建設業は四半期0.8%、年間3.3%と経済全体とほぼ同水準だった。
Producer Price Indices – Output ▸ 根拠を表示
18,328
6月の住宅承認件数は18,328戸で前月比7.2%増、前年比8.9%増だった。
Building approvals ▸ 根拠を表示
90
3月末時点で90件のデータセンターが開発パイプラインにあり、うち47件が100MWを超え、住宅と開発資源を奪い合うと指摘された。
Summary ▸ 根拠を表示