2026年Q2のTRREB MLS®システムを通じて報告されたGTA(Greater Toronto Area)のコンドミニアム賃貸成約件数は21,251件となった。供給面では27,844戸が賃貸に出され、賃貸需要は堅調ながらも借り手が豊富な選択肢を享受する状況が続いた。平均家賃は全ベッドルームタイプで前年を下回り、1ベッドルームは$2,273、2ベッドルームは$3,013であった(page 1)。
成約件数は前年同期の20,396件から4.2%増加した。一方、賃貸出物は前年比2.9%増と、成約の伸びを下回った。家賃は1ベッドルームが前年比2.3%減、2ベッドルームが前年比1.7%減となり、いずれも前年水準を下回った。Rental Market Summaryの表によると、成約件数はBachelorが6.1%増、One-Bedroomが3.1%増、Two-Bedroomが5.1%増、Three-Bedroomが11.0%増となった(page 1、Rental Market Summary)。
City of Torontoではアパート成約が15,388件、平均1ベッドルーム家賃は$2,316であった。Toronto Centralが12,243件の成約で最大の地域であり、1ベッドルーム平均家賃は$2,342と域内で高水準となった。地域別ではYork Regionが2,129件、Peel Regionが2,050件の成約を記録した(page 2、page 3)。
人口増加と持ち家に比べた賃貸の相対的な割安感が賃貸需要を下支えした一方、持ち家取得のアフォーダビリティ改善により一部の借り手が所有市場へ移行する動きもみられた。これらの相反する要因と高水準の賃貸供給が重なり、Q2の家賃上昇は抑制された。今後は当面借り手優位の状況が続く見込みだが、成約が出物より速いペースで伸びていることから、この傾向が継続すれば市場は徐々に引き締まる可能性がある(page 1)。
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