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[CMHC] - Fall 2026 Housing Supply Report

ソースcmhc セクション52 公開2026-09-09 取得2026-09-11 原文Fall 2026 Housing Supply Report →
全国年間供給ギャップ
187,000~238,000戸
前年からほぼ横ばい
今後10年間の年間
手頃さ回復に必要な年間住宅数
417,000~469,000戸
2036年までにパンデミック前水準回復
バンクーバー賃貸着工比率
約60%
2016年は20%未満
2025年比 約36%増
コンドミニアム着工減少(2026年上半期)
40%減
2011年以来最も弱い上半期
年間住宅供給ギャップ(2036年まで)
187,000〜238,000戸
現状予測の約2倍の建設が必要
賃貸アパート着工(主要市場)
69,475戸
2024年 47,929戸
アパート着工の2
3
Edmonton 総着工(2026年上期)
20%減
コンドミニアム着工は14%増
Calgary 追加必要戸数(年間)
4,000〜5,000戸
供給ギャップが縮小
Toronto 必要着工増(10年)
50%以上
年21,000〜26,000戸の追加が必要
Ottawa 賃貸の着工シェア(2026)
54%
分譲アパートは12%
賃貸着工は前年比+3%、分譲は-49%
Montréal 賃貸の着工シェア(2026上期)
86%
過去最高
cost-to-income比率は34%→48%
Toronto 賃貸アパート着工(2026上期)
+82%
2025年比
唯一伸びたカテゴリー
持家向け着工に占めるコンドミニアムの割合(モントリオール)
40%
過去10年間は60%超
賃貸が占める住宅着工の割合(ハリファックス)
78%
建設中戸数では89%
建設中戸数(ハリファックス、2026年上半期)
14,400
2021年は5,900戸未満
人口1万人あたり着工数(ハリファックスCMA、2026年)
40
2024年は65
01

要約

SHORT · 448字
カナダ全国の住宅供給ギャップは前年からほぼ横ばいで、2036年までに手頃さを回復するには年間41万7,000~46万9,000戸が必要とされる(Highlights)。
バンクーバーの供給ギャップは横ばいで、賃貸住宅が2026年の住宅着工の約60%を占め、2016年の20%未満から大きく上昇した(Highlights)。
コンドミニアム着工は2026年上半期にさらに40%減少し、2011年以来最も弱い上半期となり、将来の持ち家供給リスクが高まっている(Weak condominium construction threatens future ownership supply)。
地域差が大きく、TorontoとCalgaryはギャップが縮小、OttawaとMontréalは拡大、Edmontonは測定可能なギャップがない(Highlights / Table 1)。
2023年以降の手頃さ改善は、建設が将来需要に追いつかなければ維持が困難とされる(Highlights)。
STANDARD · 4340字

主要指標

カナダの住宅供給ギャップは前年の評価からほぼ横ばいである。2036年までにパンデミック前の手頃さを回復するには、年間およそ41万7,000~46万9,000戸が必要とされるが、現行の趨勢が続いた場合(BAU)の全国着工数は23万1,000戸で、今後10年間にわたり年間18万7,000~23万8,000戸の供給ギャップが残ると予測されている(Highlights / Table 1)。

地域差

全国の推計は市場ごとの重要な違いを覆い隠している。TorontoとCalgaryではギャップが縮小し、Vancouverは横ばい、OttawaとMontréalではギャップが拡大した。Table 1によると、供給ギャップ(High)はToronto 26,000戸、Ottawa 27,000戸、Montréal 56,000戸、Vancouver 7,000戸、Calgary 5,000戸、Edmonton 0戸である。Calgaryは強い建設活動でギャップをほぼ半減させ、Edmontonは建設が人口増加に概ね追随しているため測定可能なギャップがない(Highlights / Table 1)。

都市別の動き

バンクーバーでは、賃貸開発が新規供給の主要形態になりつつある。賃貸アパートは2026年の住宅着工の約60%を占め、2016年の20%未満から上昇し、2025年比で約36%増加した。一方、コンドミニアム着工は弱い2025年に続き2026年上半期にさらに40%減少し、2011年以来最も弱い新規コンドミニアム建設の上半期となった。未販売在庫はSurrey、City of Vancouver、Burnaby に集中し、特にBurnabyで増加が顕著である(Rental housing is becoming the dominant form of new supply / Weak condominium construction threatens future ownership supply)。

トレンド変化

カナダの住宅市場は新たな局面に入りつつあり、人口増加の鈍化、賃貸市場の均衡化、手頃さの改善、多くの都市での完成戸数の増加が見られる。共通のテーマとして、供給の伸びが工事中の案件に牽引される一方で新規案件の立ち上げが弱まり、賃貸市場は均衡に向かい、持ち家向け住宅はコンドミニアム建設の弱さから供給課題に直面している。今後2年間は移民目標の引き下げや一時滞在者の減少により需要が弱まると見込まれるが、主要リスクは需要が再び強まる際に十分な供給がないことである(Highlights / Need for more supply extends beyond the current market downcycle)。

主要指標

カナダは2036年までにパンデミック前の住宅取得可能性を回復するため、年間187,000〜238,000戸の住宅供給ギャップに直面している。今後10年間で取得可能性を改善するには、現在の予測の約2倍の住宅建設が必要とされる。市場条件の一部改善にもかかわらず、住宅需要の弱まりと建設のさらなる減速が重なると見込まれている(Canada's housing challenge persists section)。

供給構成の変化(賃貸へのシフト)

主要市場(Vancouver、Calgary、Edmonton、Toronto、Ottawa、Montréal、Halifax)では、専用賃貸住宅が全アパート着工の3分の2を占めるようになった。賃貸市場のデータは広範な供給過剰ではなく市場の正常化を示しており、空室率の上昇と賃料成長の鈍化が需給の均衡回復を後押ししている。一方で、コンドミニアムと戸建て型の建設はToronto、Vancouver、Ottawa、Montréalなど主要都市で急減しており、長期的リスクは賃貸の過剰よりも所有向け住宅の不足にあると指摘されている(Figure 3)。着工実績では、賃貸アパートが2025年に69,475戸へ増加した一方、コンドミニアム・アパートは34,259戸に減少した(Figure 3)。

都市別の動き

Edmontonは測定可能な供給ギャップがない数少ない主要市場で、住宅供給が人口成長に追随して取得可能性を維持している。2026年上期の総着工は前年比20%減となったが、依然として歴史的平均を上回る。アパート完成は30%増、建設中戸数は17,900戸と過去最高に達した。コンドミニアム・アパート着工は14%増で、完成未販売在庫はほぼ半減した(Edmonton sections、Figure 1)。Calgaryでは供給ギャップが縮小し、今後10年間で年4,000〜5,000戸の追加が必要とされる。2026年上期の総着工は20%超減少、完成は9%増(アパート完成は約32%増)。専用賃貸着工は30%超減少したが全着工の約60%を占め、コンドミニアム着工は4%増、完成未販売在庫は59%減となった(Calgary sections)。

トレンド変化

多くの市場が着工増加局面から建設プロジェクトの引き渡し局面へ移行している。賃貸市場では空室率の上昇や賃料成長の鈍化が広がる一方、相対的に手頃な所有向け住宅への需要は堅調を維持している。人口成長は中期的に緩やかにとどまるが、長期的には回復し所得上昇も需要を支えるため、供給の必要性は増すと見込まれる(Figure 2、各都市 sections)。

主要指標

Toronto、Ottawa、Montréalの各CMAは、2019年(パンデミック前)水準の住宅取得可能性を回復するために依然として大幅な住宅供給拡大を必要としている。Torontoは今後10年で年間住宅着工を少なくとも50%増やす必要があり、持続的な改善には年21,000〜26,000戸の追加着工が求められる。Ottawaは年22,000〜27,000戸、Montréalは年42,000〜56,000戸の追加着工が必要とされ、Montréalは現行の年間着工率の3倍超を要する。

前年比・供給構成

三都市とも賃貸(purpose-built rental)が新規供給の中心となった。Ottawaでは賃貸が2026年の着工の54%、完成の64%、建設中戸数の69%を占め、建設中の賃貸比率は前年の53%、2023年の30%から上昇した。賃貸アパート着工は前年比3%増、分譲アパート着工は49%減。Montréalでは賃貸が2026年上期の着工の86%と過去最高を記録した。Torontoでは2026年上期に賃貸アパート着工が2025年比82%増となり、着工が伸びた唯一のカテゴリーとなった。

都市別の動き

Torontoでは戸建てフリーホールド着工が20年以上の減少を経て過去最低水準にあり、City of Torontoの分譲コンドミニアム着工は2026年上期にわずか156戸(過去10年の年平均7,000戸に対して)に落ち込んだ。賃貸アパート着工は1994年以来初めて分譲アパート着工を上回った。Ottawaは建設中戸数が過去最高で、2026年上期の完成は前年比22%増。Development Charge Reduction Programへの参加や最大4戸as-of-rightを認める新ゾーニング条例など供給支援策も進む。Montréalではcost-to-income比率が34%から48%へ上昇し1990年代以来の高水準となった。

トレンド変化

供給ギャップは所有(ownership)市場に集中しつつあり、分譲コンドミニアムは弱い先行販売、投資家需要の低迷、財務的採算性の悪化により建設が停滞している。賃貸供給は当面拡大が見込まれるが、Torontoでは分譲完成の減少が将来の二次賃貸供給を減らし、賃料と空室率に再び上昇圧力をかける恐れがある。Montréalでは新規供給が高家賃セグメントに偏り、pending startsも近月で減少しており、供給押し上げが一時的にとどまる可能性が指摘される。

主要指標

モントリオールでは持家向け(ownership)住宅の供給がコンドミニアム開発の低迷により制約されている。過去10年間、コンドミニアムは新規持家着工の60%超を占めてきたが、2026年にはその割合が40%に低下した。新築コンドミニアム着工は複数年来の低水準にとどまっている。一方ハリファックスでは、賃貸が住宅着工全体の78%、現在建設中の戸数の89%を占め、賃貸中心の市場となっている。

都市別の動き(モントリオール)

モントリオールでは、特にダウンタウンで新規コンドミニアムプロジェクトが減少している。新築コンドミニアム価格は同等の再販市場物件より最大40%高く、需要が減退している。開発業者は建設コストと市場が吸収できる価格のバランスに苦慮しており、短期的にコンドミニアム建設は低調が続くと見込まれ、持家向け供給は限定的なままとなる見通し。図1(Figure 1)によると、モントリオールCMAの賃貸着工が新規建設を支配する一方、コンドミニアム着工の事業性は弱まり続けている。

都市別の動き(ハリファックス)

ハリファックスでは長年にわたる高水準の住宅建設が賃貸市場の状況を改善している。記録的なアパート竣工により利用可能な戸数が増え、空室率の上昇と家賃上昇の緩和につながった。ただし、新築物件を利用できない低所得世帯を中心に手頃さの課題は残る。持家分野でも、2019年以降の価格上昇に所得が追いついておらず課題が続く。建設中戸数は2026年上半期に過去最高の14,400戸に達し、2021年の5,900戸未満から大幅に増加した。人口1万人あたりの着工数は2024年の65をピークに2026年は40へと低下している(Figure 1)。

トレンド変化

ハリファックスの長期的な手頃さ見通しにとって最大のリスクは、現在の開発パイプライン完了後に住宅生産を維持できるかである。資金調達や建設能力に加え、上下水道など水インフラの容量制約が開発活動の重しとなっており、特に主要な交通回廊付近で建設可能な場所と量に影響を及ぼしている。賃貸・持家双方の供給とインフラの拡充が続かなければ、近年の手頃さの改善は持続が難しいとみられる。

02

Key Findings | 根拠

各 Finding をクリックすると、その要約がどのセクション/表を根拠にしているかを右側で確認できます(双方向ハイライト・抜粋展開)。

187,000
カナダの全国供給ギャップは前年からほぼ横ばいで、今後10年間で年間18万7,000~23万8,000戸のギャップが残ると予測される。
Highlights ▸ 根拠を表示
417,000
2036年までにパンデミック前の手頃さを回復するには、年間およそ41万7,000~46万9,000戸が必要とされる。
Highlights ▸ 根拠を表示
56,000
地域別の供給ギャップ(High)はMontréalが56,000戸で最大、次いでOttawa 27,000戸、Toronto 26,000戸、EdmontonはBAU 15,000戸でギャップ0戸。
Canada needs more housing to restore pre-pandemic affordability by 2036 · Table 1: Supply Gaps to Reach Pre-Pandemic Affordability Levels by 2036 Show Large Regional Differences ▸ 根拠を表示
60%
バンクーバーの賃貸アパートは2026年の住宅着工の約60%を占め、2016年の20%未満から上昇し、2025年比で約36%増加した。
Rental housing is becoming the dominant form of new supply ▸ 根拠を表示
40%
コンドミニアムアパート着工は2026年上半期にさらに40%減少し、2011年以来最も弱い新規建設の上半期となった。
Weak condominium construction threatens future ownership supply ▸ 根拠を表示
5,000
バンクーバーの現在の着工ペースは、2036年までにパンデミック前の手頃さを回復するために必要な水準を5,000~7,000戸下回っている。
Weak condominium construction threatens future ownership supply ▸ 根拠を表示
61
人口1万人当たりの住宅着工数はCalgaryとEdmontonが主要市場を牽引し、2026年上半期はCalgary 61、Edmonton 51、対してToronto 19、Vancouver 41だった。
Figure 1: Housing Starts per 10,000 Population Show Calgary and Edmonton Leading Major Markets · Housing Starts per 10,000 Population Show Calgary and Edmonton Leading Major Markets ▸ 根拠を表示
187,000
カナダは2036年までにパンデミック前の取得可能性を回復するため年間187,000〜238,000戸の供給ギャップに直面し、現状予測の約2倍の建設が必要とされる。
Canada's housing challenge persists despite some improvements in market conditions ▸ 根拠を表示
69,475
専用賃貸住宅が主要市場の全アパート着工の3分の2を占め、賃貸アパート着工は2025年に69,475戸へ増加した一方、コンドミニアム・アパートは34,259戸に減少した。
Figure 3: Historical Starts in Key Markets Show Shift to Rentals · Historical Starts in Key Markets Shows Shift to Rentals ▸ 根拠を表示
20%
Edmviの2026年上期の総着工は前年比20%減となったが歴史的平均を上回り、アパート完成は30%増、建設中戸数は過去最高の17,900戸に達した。
Market shifts from start growth to project delivery ▸ 根拠を表示
14%
Edmontonのコンドミニアム・アパート着工は2026年上期に前年同期比14%増、完成未販売在庫はほぼ半減し、アパート着工に占める割合は2023年の約3%から約4分の1に上昇した。
Condominium construction remains resilient ▸ 根拠を表示
4,000
Calgaryは供給ギャップが縮小し、今後10年間で年4,000〜5,000戸の追加が必要とされる。2026年上期の総着工は20%超減少、完成は9%増となった。
Supply gap narrows ▸ 根拠を表示
30%
Calgaryでは専用賃貸着工が30%超減少して全着工の約60%を占める一方、コンドミニアム着工は4%増、完成未販売コンドミニアム在庫は59%減となった。
Rental construction slows while ownership demand remains resilient ▸ 根拠を表示
107
人口成長は中期的に緩やかで、2036年の人口指数はカナダ全体で107、Torontoが最も高い116、Montréalが103にとどまる見通し。
Figure 2: Population Growth to Remain Slow in the Medium Term Population Index, 2025 = 100 · Population Growth to Remain Slow in the Medium Term (Population Index, 2025 = 100) ▸ 根拠を表示
50%
Torontoは2019年水準の住宅取得可能性回復のため今後10年で年間着工を少なくとも50%増やす必要があり、持続的改善には年21,000〜26,000戸の追加着工が求められる。
Supply gap narrows marginally, but more housing supply needed for sustainable affordability improvements ▸ 根拠を表示
156
City of Torontoの分譲コンドミニアム着工は2026年上期にわずか156戸で、過去10年の年平均7,000戸を大きく下回った。
Ownership housing faces the greatest supply gaps ▸ 根拠を表示
82%
Torontoの賃貸アパート着工は2026年上期に2025年比82%増となり、着工が伸びた唯一のカテゴリーで、1994年以来初めて分譲アパート着工を上回った。
Rental construction drives new supply ▸ 根拠を表示
54%
Ottawaでは賃貸が2026年の着工の54%、完成の64%、建設中戸数の69%を占め、分譲アパート着工は前年比49%減、賃貸アパート着工は3%増となった。
Rental housing dominates Ottawa’s supply pipeline ▸ 根拠を表示
22,000
Ottawaは2019年の住宅取得可能性を2036年までに回復するため今後10年で年22,000〜27,000戸の追加着工が必要とされ、2026年上期の完成は前年比22%増だった。
Housing supply remains high while affordability gap widens ▸ 根拠を表示
86%
Montréalでは賃貸が2026年上期の着工の86%と過去最高を占め、供給不足解消には年42,000〜56,000戸の追加着工が必要で、cost-to-income比率は34%から48%へ上昇した。
Rental construction increasingly driving new supply ▸ 根拠を表示
20%
Montréalの新築コンドミニアム価格は同等の再販物件より20〜40%高い水準にとどまっている。
Highlights ▸ 根拠を表示
40%
モントリオールでは持家向け着工に占めるコンドミニアムの割合が2026年に40%へ低下した(過去10年間は60%超)。
Weak condominium apartment construction limits ownership options ▸ 根拠を表示
40%
新築コンドミニアム価格は同等の再販市場物件より最大40%高く、需要減少で新規プロジェクトが減少している。
Weak condominium apartment construction limits ownership options ▸ 根拠を表示
78%
ハリファックスでは賃貸が住宅着工全体の78%、建設中戸数の89%を占める。
Record construction is improving housing market conditions but affordability remains a challenge ▸ 根拠を表示
14,400
ハリファックスの建設中戸数は2026年上半期に過去最高の14,400戸に達し、2021年の5,900戸未満から増加した。
Halifax’s next challenge: sustaining future housing supply ▸ 根拠を表示
65
ハリファックスCMAの人口1万人あたり着工数は2024年の65をピークに2026年は40へ低下した。
Figure 1: Recent New Construction Is Limited by Financing, Building and Infrastructure Capacity Starts per 10,000 Population, Halifax CMA · Starts per 10,000 Population, Halifax CMA ▸ 根拠を表示
03

過去版

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